チャートに複数の移動平均線を表示していると、線がきれいに並んで見える場面があります。この並び方を指す言葉が「パーフェクトオーダー」です。
何を示すサインなのか、どのタイミングで注目すればよいのかを、3つのフェーズに分けて見ていきます。
パーフェクトオーダーとは、短期・中期・長期の移動平均線が、価格が上にあるものから順にきれいに並んでいる状態を指します。
3本の移動平均線の位置関係が崩れていない間は、そのトレンドの勢いが強い状態が続いていると判断されます。ダウ理論でいう「トレンドは転換のサインが出るまで継続しやすい」という考え方を、移動平均線の並び方で具体的に確認する方法のひとつです。
実際のチャートでは、次の3段階に分けて状態を確認するとわかりやすくなります。
移動平均線が絡み合っていて、順番がはっきりしない状態です。トレンドの方向性がまだ定まっていないと判断されます。
短期線が中期線・長期線を上抜く(または下抜く)など、順序が整い始める段階です。トレンドの初動として注目されやすい局面です。
3本の移動平均線が完全に順番どおりに並んだ状態です。トレンドの勢いが強いとされる一方、すでに値動きが進んだあとである可能性もあるため、飛びつきには注意が必要です。
パーフェクトオーダーが出ているからといって、その後も同じ方向に値動きが続くことを保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
エンベロープは同じ移動平均線を使う指標ですが、パーフェクトオーダーが「トレンドの方向性」を見るのに対し、エンベロープは「価格が平均からどれだけ離れているか(過熱感)」を見る指標という違いがあります。あわせて確認すると、トレンドの方向と行き過ぎ感の両方を把握しやすくなります。