Top>method>advance-decline-ratio

騰落レシオとは

個別銘柄のチャートだけでなく、「市場全体が今どれくらい過熱しているか」を知りたいときに使われるのが「騰落レシオ」です。

計算の考え方から、逆張り(相場の流れに逆らう売買)の判断材料としての使い方まで、順に見ていきます。

騰落レシオとは何か

騰落レシオは、一定期間における値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の比率から、市場全体の過熱感を判断するテクニカル指標です。個別銘柄ではなく市場全体の需給バランスを見る点が特徴です。

計算の考え方はシンプルで、値上がりした銘柄数の合計を、値下がりした銘柄数の合計で割ることで求められます。

  • 数値が高い(一般に120以上とされることが多い): 値上がり銘柄が多く、相場が過熱(買われすぎ)している可能性
  • 数値が低い(一般に70〜80以下とされることが多い): 値下がり銘柄が多く、相場が冷え込んでいる(売られすぎ)可能性

ポイントは集計期間

騰落レシオは、何日分のデータを集計するかによって数値の出方が変わります。よく使われる集計期間の目安は25日で、短期的な相場の過熱・冷え込みを判断するのに使われます。

集計期間を変えると、より短期的な過熱感(数日単位)や、より長期的なトレンド(数か月単位)を見ることもできます。目的に応じて期間を使い分けます。

逆張りの判断材料としての使い方

騰落レシオが高い水準(過熱)にあるときは相場全体の反落、低い水準(冷え込み)にあるときは相場全体の反発が意識されやすいとされ、相場の流れに逆らう「逆張り」のタイミングを計る材料として使われます。

  • 数値が高い水準にあるとき: 相場全体が過熱しており、反落に注意する場面と捉える
  • 数値が低い水準にあるとき: 相場全体が冷え込んでおり、反発の可能性を意識する場面と捉える

騰落レシオが高い(または低い)水準にあるからといって、必ず相場が反転するとは限りません。強いトレンドが続く局面では、過熱・冷え込みの水準のまま長期間推移することもあります。

見るときの注意点

  • 銘柄単独ではなく市場全体との比較にもとづく指標のため、個別銘柄だけの分析では使えない
  • 「地合い」(市場全体の地合い・雰囲気)の影響を考慮したうえで、個別銘柄の判断と組み合わせる
  • 集計期間によって数値の出方が変わるため、どの期間で見ているかを常に意識する

他の指標との関係

騰落レシオは市場全体を見る指標であるのに対し、エンベロープパーフェクトオーダーは個別銘柄のチャートを見る指標です。市場全体の地合い(騰落レシオ)を確認したうえで、個別銘柄のチャート(エンベロープ・パーフェクトオーダー)を判断する、という組み合わせ方が基本になります。

よくある質問

  • Q. 騰落レシオだけで売買を判断できますか?
  • A. 市場全体の過熱感を見る指標であり、個別銘柄の値動きを直接示すものではありません。個別銘柄のチャート分析とあわせて使うのが基本です。
  • Q. 何%を超えたら「過熱」と判断すればいいですか?
  • A. 一般的な目安はありますが、市場環境によって適切な水準は変動します。当サイトでは断定的な基準値は示しません。

次に読む記事

Sponsored

Last-modified: 2026-07-15 (水) 11:11:09
トップ   編集 名前変更 リロード   新規 一覧 検索