決算発表や急なニュースが取引所の取引時間外に出たとき、株価がすでに大きく動いているのを見たことはありませんか。これは「PTS」という仕組みで取引が行われているためです。
この記事では、PTSが何なのか、なぜ取引時間外でも株価が動くのかを解説します。
PTSは「私設取引システム(Proprietary Trading System)」の略で、証券取引所を介さずに株式を売買できる私設の取引の仕組みです。証券会社を通じてPTSに注文を出すことで、取引所の取引時間外でも株式の売買ができます。
日本の証券取引所(東京証券取引所 等)の取引時間は平日の日中に限られていますが、決算発表や重要なニュースは取引時間外(夜間や早朝)に出ることも多くあります。PTSは、こうした取引時間外の情報に対して売買機会を提供する仕組みとして運営されています。
証券会社によって対応している時間帯・銘柄は異なるため、利用する場合は口座を持つ証券会社の対応状況を確認する必要があります。
PTSは参加者が取引所に比べて少なく、値動きが荒くなりやすい傾向があります。取引所の通常取引よりも板が薄く、想定より不利な価格で約定することがある点に注意してください。
決算発表直後や、材料となるニュースが出た直後のPTSでの値動きは、翌営業日の取引所での寄り付き(取引開始時の株価)を予想する手がかりとして注目されます。
ただし、PTSでの値動きがそのまま翌営業日の取引所の値動きと一致するとは限りません。参加者数が少ないため、取引所が開くと値動きが変わることも珍しくありません。
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